「主に子どもの環境に注目し、親子関係、学校関係など子どもの周りの面から原因を調べ、解決するための仕事」このような人生経験豊かなキャリアを求められる仕事を、「①福祉系大学の卒業者、②一般の大学で関連の学科を履修した人、③医師、④社会福祉主事として2年以上児童福祉事業に従事した人」と任用資格を狭めているところに問題があると思う。
広く問題解決を実践的に行える人を募集して、その問題解決力を優先して採用すべきである。
心理学や福祉を専修したからといって,必ずしも問題解決力があるのではない。
逆に高卒でも社会に出て多くの問題をのり越えてきた人間が、実践的な問題解決力を備えていることの方が多いように思う。
児童の福祉や、児童の心理判定などの重要な問題は、このようなところから、考えていくことも必要であろう。
心理判定も医師や心理士が必ずしも、子供の心を理解できるものではない。子供の心を開かせることができる愛情豊かな人格が求められるはずである。
児童福祉司・心理判定員
ともに児童相談所で子どものかかえる問題の相談にのり、調査し、解決を図る仕事をします。通称、児童相談員さらに教育の相談員です。
児童福祉司は、主に子どもの環境に注目し、親子関係、学校関係など子どもの周りの面から原因を調べ、解決するための仕事になります。
心理判定員は、主に子ども自身に注目し、子どもの心理的な面や行動を理解し、解決策を考える仕事です。
子どもをめぐる問題の背景や状態には、親の離婚、蒸発、親の病気入院、ことばの発達のおくれ、歩行障害、家庭内暴力、登校拒否、万引き、家出…などさまざまなケースがあります。子どもへの虐待という深刻な問題もあります。しかも両親の問題を解決する形としての離婚のような前進的なことから生じてくるものもあります。
相談にくるのは、親、近所の人、学校、保育園、警察官、病院、福祉事業所などの地域のいろいろな人や機関です。
児童福祉司にはこれらの関係者と話し合い、解決策を考えます。
公共機関であるため、児童福祉司、心理判定員は公務員で、また任用資格が必要です。
児童福祉司の任用資格は、①福祉系大学の卒業者、②一般の大学で関連の学科を履修した人、③医師、④社会福祉主事として2年以上児童福祉事業に従事した人など。
心理判定員は、①精神衛生関係の医師、②大学で心理学を履修した人など。最近は臨床心理士の資格者がふえています。
とくに児童福祉司は家庭内の事情など私生活に関することが多くなりますので、秘密の厳守がもとめられます。家庭訪問には夜間が多くなります。いずれも女性がしめています。
問合せ先は、各都道府県児童福祉主管課。
引用元: 児童福祉司・心理判定員 – WikiFutoko | 不登校情報センター/不登校 高校中退 引きこもり 発達障害 心理相談 訪問サポート.