悲惨な事故・易と安全

子ども達の集団登校の列に乗用車が飛び込むという悲惨な事故が増えている。

まず、車を運転する側。疲れたり、お酒を飲んで運転すればどのようになるか?
人間の先天は、その予測は当たり前にできるように本来はなっているはずである。
自分の心身と同化するだけで無く、周りの森羅万象と融合する。
すると、それらと自分との関係がまるで当たり前のようにわかるようになる。

これが太極拳で思い出す易である。自分と周りの変化を感じ、その予測ができる。とても重要な感受性を套路や対錬で修練する。太極拳は道教の流れを大きく影響を受けているが、その前にアニミズムという森羅万象との融合を根源に持っている。無為自然とはそういうことである。
日本でも神道などがそうであり、インディアンなど世界中に多くのアミニズム思想がある。

さて、かわいそうであるが、子ども達である。

最近は集団登校が増えてきた。集団登校の賛否はここでは伏せておく。

子ども達は人間であり、動物としての本能を持っている。

危険を察知する能力は,親から離れれば離れるほど研ぎ澄まされる。

集団登校は、自分でその機能を使わず、他に付いていくということで安全を求めるという反面がある。

自らの機能を衰えさせる原因にもなる。集団登校は利点もあるだろうから、これらを補充する対策が必要である。

自分で自分の安全を守る。いち早く異変に気づく能力。それらを失わせることの無いよう、この危険な社会には子ども達を育てていきたい。

いち早く異変に気づく能力は、環境との融合である。自然にたわむれる子ども達は,その能力を駆使する。
もちろん街中でも良いが、安全に作られた社会は,その中で守ろうとするから、その根本能力は衰える。

少しぐらい怪我をしても良い。この中で親たちが木の上に立って見守り(漢字の意味)子ども達の先天の能力を失わせないようにしてあげることが必要である。

易はその先天の能力を持って,多くの事象を測り、その性質を一つの統計として表している。

子ども達のこの易の能力を失わせず、社会に適応させていく。
集団登校で、前の子ども達に付いていきながらゲームをしている子もよく見る。

私は小学校に上がったら、長い道のりを一人で歩いて登校した。確かに車は少なかったが、とてもスリル満点であったし、面白かった。
今考えると危ないところを当たり前に通り過ぎていた。いつもいつも冒険であった。
まむしと出会ったときは、犬を連れたおじさんが助けてくれた。助けてくれたのは犬だった。よく覚えている。

嫌な感じがするところは、よく注意して通り過ぎた。今もその能力は失っていない。

太極拳を続けているからかも知れないが。日頃歩くときもそのような気持ちで歩いている。

もしも、その能力を忘れかけている子ども達がいるのなら、太極拳を易しく教えてあげたい。

太極拳は、森羅万象と融合して、その易を感じる素晴らしい武道である。

小学生の列に車、3人重体=妊婦含め10人はねる―無免許の18歳少年逮捕・京都 (時事通信) – Yahoo!ニュース

23日午前8時ごろ、京都府亀岡市篠町篠で「小学生の列に車が突っ込んだ」と近くの住人から110番があった。府警交通捜査課などによると、集団登校中の小学生の列に軽自動車が突っ込み、保護者の松村幸姫さん(26)と小学生9人の計10人がはねられた。小学3年の横山奈緒さん(8)と同2年の小谷真緒さん(7)の2人が意識不明の重体、同1年の西田琉輝君(6)も集中治療室(ICU)で治療中で重体という。

松村さんら4人は足を骨折するなど重傷を負った。松村さんは妊娠7~8カ月で流産したとみられるという。残り3人は軽傷。

同課などは、車を運転していた自称同市の無職少年(18)を自動車運転過失傷害容疑で現行犯逮捕した。少年は無免許で、「事故を起こしたのは間違いない。一晩中運転していた」などと話しているという。

引用元: 小学生の列に車、3人重体=妊婦含め10人はねる―無免許の18歳少年逮捕・京都 (時事通信) – Yahoo!ニュース.

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