最近子ども達に地獄絵がしつけ用として、爆発的に売れているらしい。
恐ろしくて、気味が悪いかも知れないが、日本の地獄感をとてもよく表している興味深いものである。
この絵が、当たり前で自然に存在するものであるから、これを子ども達に見せるとか見せないと言うよりも、子ども達はあらゆるものを見て色々なことを感じる中での、一つのものである。
しかし、これにナレーションをつけて、嘘をつくから舌を抜かれる、◯◯をするから地獄で◯◯をされると話す大人の心意はどのようなものであろうか?
大人達は、この本を使って、子ども達に何をしようとしているのか?
その自らの心をまず顧みることのほうがが大切だと思う。地獄絵を用いる大人達が地獄の亡者になっていないのかどうか、よく自分の胸に聞いてみる必要があると思う。
地獄絵は、たかが地獄絵、されど地獄絵である。